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【上絵の具】ポーセリンペインティング 絵の具についてどのくらい知っていますか?~ポーセリンアートの基礎知識~



こんにちは。

なが田カガリです。

 

皆さんはポーセリンペインティングの【上絵の具】について
どのくらいご存じですか?

 

たとえば、

どんな素材で出来ているの?
どんな種類があるの?
最適な焼成温度は何度?
混色できる絵の具とできない絵の具って?

 

などなど。

 

今回はポーセリンペインティングで使用する
上絵の具の基礎知識について
私なりに調べたことをまとめてみました。

 

これまであまり知ることのなかった
絵の具の知識が増えると
ご自分で作業工程を考える時にも
とても役に立ちます

 

ぜひ、この記事を読んで
作品制作の際にお役立てください☆

 

また、この記事では
ポーセラーツ絵の具、
ポーセリンペインティング絵の具も

磁器に専用の絵の具で描く

ポーセリンペインティングで使用する

絵の具ということで

色々お話ししていきますね。
よろしければ最後までお読みください。

 

ポーセリンペインティングに使用する絵の具は何で出来ているの?

~ポーセリンアートの基礎知識~

 

ポーセリンペインティングで使用する絵の具は

専用に開発された顔料と呼ばれる

粉末状の絵の具です。

主な成分は金属酸化物と

ガラス質を混合したもので

長期保存が可能です。

金属酸化物は色素の元になります。

原材料の鉱物種の違いにより価格にも

かなりの差があります。

例えば、金が多く含有されている

マロン系(紫に近いピンク)は非常に高額で

たった5gでも数千円します。

アンチモン酸鉛という成分で製造される

イエロー系は安価で

メーカーにより価格に多少の違いはあるものの

5gで数百円程度の購入が可能です。
また、

鉱物だけでは絵の具の定着は難しく、

一緒に含まれるガラス質が磁器の上に

色素をきれいに定着させてくれます。

このガラス質には主に鉛という

重金属が含まれていますが

近年では鉛の中毒性も考慮し、

低酸、低鉛タイプの絵の具や

無鉛の絵の具などもあります。

以下に絵の具の性質を大まかに

3種類に分類したものを表記します。
上絵の具の種類
上絵の具の種類 

 

  1.有鉛タイプ

鉛 を多く含んだガラス質を使用。

発色や光沢に優れている。

しかしブルー系は酸には弱く

食器への使用は注意が必要です。

口を直接つける位置や

食べ物を乗せる所への使用は 避けた方がいいです。

発色が良いのでポートレートなど 飾るためのお皿に向いています。

 

2.耐酸・低鉛タイプ

鉛分を減らし、

酸に対してより強いガラス質を使用しているので

食器としての使用が可能です。

近年はこのタイプの絵の具が

一般的に使用されています。

 

3.無鉛タイプ

読んで字のごとく、

鉛を全く含んでいない絵の具のことです。

個人的な感想ですが、

発色については少し劣ると思います。

また、

無鉛同士の絵の具の混色は可能ですが、

鉛の含まれている絵の具との混色は

避ける方が良いです。

焼成後に色が全部

飛んでしまうことがあります。

ポーセリンペインティングの絵具の種類について~ポーセリンアートの基礎知識〜

 

先ほどは上絵付けの絵の具の種類について

書きましたが、

今度はもう少し大きなくくりでの

絵の具の種類についてを書きます。

 

一口に絵付けといっても

磁器の上に描く上絵付けの他に

ガラスに絵付けしたり、

陶芸のように素焼きの状態で

絵付けしたりと様々な

絵付けの方法があります。

 

それぞれ、敵した絵の具がありますので

簡単にまとめてみました。

 

ポーセリンペインティングの絵の具は焼成温度によって区別されています〜ポーセリンアートの基礎知識〜

 

※焼成温度は目安です。   

生地の材質、色によっても違います。

また、窯の種類やメーカーでも変わります。

外国製の窯の中にはコーンという

お香によく似た形状のものを

焼成の際に窯の中に入れ、

状態を確認する方法で焼成する

スタイルの窯も存在します。

(こちらが昔からの方法です)

 

1.ガラス用絵の具…焼成温度は530度〜630度

ガラスの種類で使用する絵の具が違います。

 

低温用絵の具ークリスタルなど

高温用の絵の具ー一般に広く出回っているガラス

耐熱ガラス用絵の具

シアーカラー(透明タイプ)の絵の具

 

2.上絵付用の絵の具 …焼成温度は 780℃~880℃

有鉛絵の具

発色の良い絵の具。

装飾専門の作品に向いています。

 

耐酸絵の具

普段使いの食器を描くのに向いています。

 

無鉛絵具

鉛が全く含まれていないので

安全に使用できますが

発色の良さはイマイチです。

 

個人的に私自身はほとんどの場合
焼成温度は780度で設定しています。

例えば鉄系の色はあまり高温で焼成すると
焦げてしまい、茶色くなってしまいます。

ピンクやブルー系は
高温の方がパキっとした色に発色させるには
高温の方が良いです。

しかし、ピンク一色、ブルー一色など
単色で描いた作品以外では
色ごとに適正温度が微妙に違います。

どの色でも無難に仕上がる温度が
780度だと思っています。

また、1回焼成で仕上げるなら良いのですが
ほとんどの作品は数回の焼成を必要とします。

高温焼成を繰り返すと
白磁にダメージが現れる場合もありますので
780度が無難だと思います。

赤色はなるべく最後まで採色せず
最後の焼成時まで控えるのが良いですね。

そして、経験上ですが
お窯の一番下に置くと発色良く仕上がります。

 

3.イングレーズ絵の具…焼成温度は 1,150℃~1,230℃

有鉛系と無鉛系があります。

基本的には焼成後はどちらも

釉薬の中に入り込むので

上絵付ほど神経質になることは 無いと思っています。  

 

4.アンダーグレーズ絵の具(下絵用)…焼成温度は 1,280℃~1,400℃

マイセンでも有名な

ブルーオニオンなど

素焼き(ビスク)に絵付をするときに

使用する絵の具です。

絵付後にガラス質の液体の釉薬を掛けるので

絵の具の成分にはガラス質は

ほとんど含まれていません。

 

ポーセリンペインティングの絵の具と和食器に使われる絵の具の違いについて~ポーセリンアートの基礎知識~

ここまで

ポーセリンペインティングの絵の具について
簡単にまとめてみました。

 

私は主に洋食器の絵付けを

たしなんでいますので

 

和食器の絵付けの経験は
あまりありません。

 

しかし、実は陶芸は4年ほど
習っていましたので

 

その際には陶芸の絵付けも経験しています。

 

そこで

和食器の絵の具について
洋食器の絵の具との違いも
簡単にですが調べてみました。

 

ポーセリンペインティングの洋食器の絵の具と和食器の絵の具の最大の違いは?~ポーセリンアートの基礎知識~

 

ズバリ‼

 透明か透明じゃないか 

です。

 

簡単に言うと

和食器の絵の具は透明。

洋食器の絵の具は不透明です。

 

これは色を定着させるガラス質が
どんな風に含まれているかで違ってきます。

 

和食器の絵の具はガラスに色がついている。

和絵の具の主成分は酸化鉛と珪石で、
それぞれの色に発色する金属を混ぜて作られます。

ガラス>金属酸化物

ということですね。

 

洋食器の絵の具はガラス質の粉と鉱物の粉末が混ざっている

主成分は金属酸化物と
ガラス質を混合したもの

金属酸化物>ガラス

という捉え方が理解がしやすいでしょう。

 

 

和食器の絵の具。私の経験談。

 

以前私が陶芸を習っていた時の
経験から感じたことです。

 

色の混色について
ですが、

和食器の絵付けについては
出来るものとできないものがある気がします。

 

これについては私は専門外のため
正確なことはお伝え出来ませんが

 

自分で作った陶芸作品の
素焼きの状態の器に絵付をする際

 

まるで水彩絵の具のように
チューブに入っている絵の具を使って
で薄めて絵付けをしました。

 

バラを描いたのですが
バラの花びらの陰影や
葉の葉脈などは少し濃い色を
自分で作って彩色しました。

 

仕上がったお茶碗は
自分が思っていたよりも
鮮やかな色になりました。

 

 

洋食器の絵の具のような
中間色やパステルカラーは
表現するのが難しいと感じました。

 

そう言えば当時は、和食器は鮮やかな
赤色や青色はよく目にしますが

 

ピンクやミントブルーなどの色は
見かけたことが無いなーと
思ったことを思い出します。

(今はラムネ色などのかわいい色も
販売されていますね)

 

また、これより以前に
香港に住んでいた時の話ですが

 

香港人の先生の陶芸教室に通っていました。

 

素焼きを終わらせ、
お茶碗に絵付をしました。

 

その際、先生から

「絵の具は混ぜないで使ってね。」

と言われました。

 

やっぱり、

素焼きの素材へ絵付けするときは
混色は難しいのかもしれませんね。

 

和絵の具を使った絵付けでも
磁器や陶器の上絵付は
絵の具の混色が可能です。
(赤は混色不可)

 

現在では和絵付け専用の絵の具も
色とりどりになってきてはいますが

 

本物の輪絵付の絵の具は
有田は有田の絵の具同士
九谷は九谷の絵の具同士と
同じ窯のもの同士じゃないと
混色はできません。

 

洋食器の絵付けは
メーカーや生産国に関係なく
使えるものが多いので
色もバラエティに富んでいます。

 

和食器の絵の具は
混色はできるかもしれませんが

 

洋食器の絵の具ほど
色の種類も無いのかもしれませんね。

 

思うような色を出すことが難しいのなら
無理に混色をする必要はないと思いました。

 

あくまで私の少ない体験から感じたことなので

間違えていたら本当にすみません。

 

絵付の絵の具も色々調べてみると
まだまだ知らないことが沢山あります。

 

また、成分や色によって
混色ができるものと出来ないものがあったり
焼成温度も違います。

 

まとめ。ポーセリンアートの絵の具は用途によって使い分けましょう。

いかがでしたか?

 

知れば知るほど
奥が深いのが絵付けの世界。

ポーセリンアートの絵の具には

上絵付け用の絵の具
イングレーズ絵の具
ガラス用絵の具
和絵の具

と、大きく分けて4種類あり、

有鉛絵の具、
無鉛絵の具
耐酸鉛性絵の具

など、成分に含まれる鉛の含有率に
違いがあります。

そして、同じ成分同士は混色できますが
赤色などは混色ができません。

少し難しかったかもしれませんが
経験を重ねると段々わかってきますので
大丈夫ですよ!

 

また、別の記事では
ポーセリンペインティングで使用するオイル
について詳しくご紹介しています。

 

こちらも合わせてお読みいただくと
ポーセリンアートの世界を
深く知っていただける機会になると思いますので

 

是非ご覧くださいね。↓↓↓
ポーセリンアートの基礎知識~ポーセリンペインティングのメディウム、オイルについて~

 

 

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