こんにちは。
川崎市麻生区のポーセラーツ・磁器絵付け教室
アトリエセラン なが田カガリです。
お教室では描けたんだけど家に帰って復習したらストロークがうまくいきません。
平筆ばっかり使っていたら丸筆のストロークを忘れちゃいました。
わかるなー!
私もそうでしたよ。
お教室では先生がしっかりチェックしてくれるから
ちゃんとできるんだけど
家に帰って復習しようとしたら
なんかできないんですよね。
それに、平筆ばっかり練習していると
丸筆の使い方がわからなくなっちゃったり、
筆が変わるとなんか変になっちゃうって
本当によくわかります。
今回はそんなストローク迷子さんが
悩んだ時に見てもらうと
ちょっと頭が整理できるような
基本のストロークについて
書いてみました。
主にヨーロピアンポーセリンペインティングの
丸筆のストロークについてですが、
トールペイントを楽しんでいる方にも
お役に立てると思います♪
youtubeにもアップしましたので
実際に動画でもご確認いただけますよ。
ぜひ、悩んだ時にはこちらの動画と
ブログで確認してみてくださいね。
・ポーセラーツ認定講師
・彩色チャイナペインティング本部講師
・ペット肖像画作家
で、彩色チャイナペインティングは丸筆
ペット肖像画は平筆と
両方を用途で使い分けている人です。
そんな私の作品はこちら↓
そして新作のエゾモモンガちゃん!
22cmの四角いお皿に絵付けしました♪
お待たせしました!それでは本題に入りましょう。
目次
ポーセリンペインティングの基本!丸筆のストローク
ヨーロピアンポーセリンペインティングの
基本は丸筆のストロークです。
基本のストロークをマスターすると
バラやチューリップなど
「描いてみたなー」と誰もが思う
人気のモチーフが描けるようになります。
きれいなストロークを描くためには
大切なポイントがあるんですよ。
それらのポイントを一緒にチェックしましょう!
- 適切な硬さの絵の具の練り方は
- 絵の具の筆への含ませ方は
- 筆圧と抜き方
特に絵の具を適切な硬さに練ることが
とっても大切!
一緒に確認していきましょう。
適切な絵の具の硬さとは?
ストロークをなめらかに描くための
絵の具の硬さってとても大切で
硬すぎると絵の具を十分に
筆に含ませることができず、
かすれたストロークになってしまいます。
逆に柔らかすぎると絵の具が薄くなってしまい、
ストロークの終わりに
絵の具の溜まりができてしまいます。
絵の具は少し柔らかいマヨネーズくらいが
ちょうど良い硬さで、
パレットナイフで練った絵の具をまとめたときに
ゆっくり山が崩れる程度と覚えておきましょう。
絵の具の筆への含ませ方は?
絵の具の筆への含ませ方で
描けるストロークが少し違ってきます。
今回は2種類のストロークを描くときの
絵の具の含ませ方の違いについて
ご説明します。
均一な色で描くストローク
①絵の具の山を後ろにして
パレットに絵の具を置きます。
②パレット上の絵の具の山から
絵の具をすくい取り、
筆を左右にユラユラ揺らしながら
徐々に筆に含ませます。
③その状態で筆の軸を回転させながら
筆全体にまんべんなく絵の具を
含ませます。
絵の具は根本まで色を入れずに
穂先の2/3程度までです。
④パレットの上で筆先を整えます。
この時に絵の具が均一に入っているか
色調も確かめます。
⑤筆をなるべく立てて
軸の向きと同じ方向に
スーッと筆を下ろします。
⑥少し力を入れたら徐々に
筆の根本からゆっくりと上に持ち上げます。
⑦穂先の毛の最後の1本がパレットを離れるまで
丁寧に持ち上げると均一な色できれいな
雫型のストロークが描けます。
グラデーションに描く基本のストローク
①絵の具の山が利き手の反対側になるように
パレットに絵の具を置きます。
左利きの人は山を右側に置くと
絵の具が取りやすくなります。
②パレット上の絵の具が薄いところから
筆を左右にユラユラ揺らしながら
絵の具を徐々に筆に含ませます。
③反対側にひっくり返し
同じように筆を揺らして
まんべんなく絵の具を含ませます。
絵の具は根本まで色を入れずに
穂先の2/3程度までにします。
④絵の具の山からローマ字のCを描くように
筆の左側(左利きの人は右側)に
沢山の絵の具を含ませます。
⑤パレットの上で沢山取った絵の具を
筆に馴染ませ、色調を整えます。
⑥筆を立て、軸と同じ方向に
筆をスーッと引きます。
⑦少し力を入れたら徐々に
筆の根本からゆっくりと上に持ち上げます。
⑧穂先の毛の最後の1本がパレットを離れるまで
丁寧に持ち上げるときれいな
グラデーションのストロークが描けます。
実際に動画で見てみましょう
それでは実際に
youtubeにアップした動画で
見てみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
基本のストロークをきれいに描くポイントと
実際の描き方を動画で確認していただきました。
きれいなストロークを描くポイントは
- 適切な硬さの絵の具の練り方は
- 絵の具の筆への含ませ方は
- 筆圧と抜き方
ですね!
あとは動画をご覧いただきながら
一緒に筆を動かすことで
段々とコツがわかってくると思います。
私自身もしばらく平筆ばかり使っていると
丸筆の使い方を忘れてしまったりします。
わからなくなってしまった時に
動画で確認できるのは便利ですよね!
なのでぜひ、ストロークの迷子になった際には
こちらのブログと動画をご活用ください!
左利きさんのための基本のストロークで描く
リボンの描き方の動画もありますよ!
この機会にぜひご覧くださいね♪
それでは今回はこの辺で!
またねー