アトリエセランポーセラーツのメディウム・オイル

【優秀だから知ってほしい】ポーセラーツで使用するオイルの使い方

こんには。 アトリエセラン なが田カガリです。

今回は恐らく最も多くの方が
持ってはいるけど使い道がわからない
と思って持て余しているであろう

ポーセラーツで使用するオイルについて
お話してみたいと思います。

 

ポーセラーツで使用するメディウムは
ポーセラーツで使用する絵の具にしか
使えないの?

 

そんな風に思って
ほかの用途に使わないのは
非常にもったいない話ですよ。

 

せっかく購入したのだから、
それぞれの特徴を生かして
上手に使っていきたいですよね。

 

この記事を書いている私は

  • 絵付け歴25年
  • ポーセラーツインストラクター
  • 彩色チャイナペインティング本部講師
  • ペット肖像画作家

という経歴の持ち主で、

アトリエセランというお教室を
小田急線新百合ヶ丘のアトリエで
主宰しています。

では早速本題に入りましょう。

 

目次

死蔵品からの脱却】ポーセラーツのメディウム・オイルの使い方について

ポーセラーツで使用するオイル

 

結論から先に言いますと、

ポーセラーツで使用するオイルは
油性メディウムも

水溶性メディウムも両方とも
どの絵の具にも使用できます。

 

そして、
ポーセラーツで使用する水溶性メディウム
ペンワークや スポンジングの際にも
とても使い心地が良いのです。

 

その理由については
記事後半でお話ししますが、
その前に、

 

前回の記事で
ポーセリンペインティング・チャイナペインティングで
使用する オイルについて
色々とご紹介させていただきました。

 

こちらの記事が初めての方は
前回の記事をご覧いただくと
よりご理解いただけるのではと思いますので、
よろしければ こちらの記事もご一読ください。

 

ポーセリンペインティングのメディウム、オイルの使い方について

 

ポーセラーツやポーセリンペインティングで使用するオイルにはどんな種類があるの?

ポーセリンペインティングで使用するオイル色々
ポーセリンペインティングで使用するオイル色々

 

それではサラッとおさらいしましょう。

ポーセリンペインティング
チャイナペインティングで使用するオイルには
水溶性と油性の2種類があります。

 

それぞれに特性があり、
うまく使い分けていただくと
焼成回数が減らせたり
ツヤツヤに仕上がったりします。

 

筆の運びが滑らかなのは
油性ですが 扱いが楽なのは水性です。  

 

一般的には油性が多く使用されている印象ですが
もちろん水溶性メディウムでも
絵付けをすることは可能です。

 

 

ポーセラーツで使った絵の具やオイル、せっかく揃えたのに使ってない?

絵の具の溶き置き
絵の具は溶き置きできるって知ってますか?

 

ポーセラーツのインストラクターコースでは
一番最初に 水溶性メディウムを使用して
色見本を作成されたと思いますが

 

インストラクター資格を取得しあと、
継続して絵の具やメディウムを使用する方が
とても少ないと感じています。

 

多くの場合、
ポーセリンペインティング 、
チャイナペインティングを習っている方が
ポーセラーツの資格を取得するケース
(絵付け→ポーセラーツ→資格取得)
よりも

ポーセラーツを知っていた、あるいは
既に習っている方が

資格取得に進まれるケース
(ポーセラーツ趣味→資格取得→絵付け?)
の方が
多いから
だと思っています。

 

しかし、 高いお金を払い、
一式揃えた 絵の具やメディウムを
死蔵品にしてしまうのは
あまりにももったいないことで

 

できればポーセラーツだけでなく
ポーセリンペインティング
チャイナペインティングも
楽しんでいただきたいと 願うばかりです。

 

そのためには
ポーセラーツで使用した
絵の具やオイルの特性を知り、
絵付けだけではなく
装飾をする際にも使用できるように
経験値を上げていく事が大切です

 

お教室で生徒様が少し凝った
卒業制作に挑戦する際にも
先生が特性や使い方を熟知していれば
スムーズにご指導いただけると
思いますので

 

ぜひ、これを機会に
死蔵品からの脱却を目指し
楽しいポーセラーツや
ポーセリンペインティング
チャイナペインティングライフを
送ってくださいね。

 

 

ポーセラーツの水溶性メディウムの特徴は?

ポーセリンペインティングで使用するオイル色々

ポーセラーツで使用するメディウムは
主に水溶性メディウム速乾性ですが
その特徴は以下の通りです。

 

匂いがない

水で洗うだけでお手入れが楽

仕上がりの艶が良い

溶き置きができる

 

など、
扱いやすくて初心者の方にも
気軽に使っていただけるので
私のお教室では水溶性メディウムを
メインで使用しています。

 

特に、遅乾性のメディウムは
溶き置きが可能な上
絵の具が固まることなく

ずっと使用できるので

 

肖像画レッスンにはもってこいで
長らく油性のオイルを使用されていた
生徒様がこちらのメディウムに
変更されることも多いのです。  

 

もちろん、肖像画だけではなく
ヨーロピアンスタイルの絵付けでも
水溶性メディウムを使用しています。

 

速乾性を使用するか
遅乾性を使用するかは
制作するスタイルによって使い分けます。

 

ヨーロピアンスタイルの絵付けには
水溶性メディウム速乾性が便利ですし、

 

ヨーロピアンスタイルの絵付け
水溶性メディウム速乾性で描いたヨーロピアンスタイルの絵付け

 

アメリカンスタイルの絵付けや
ポートレート(肖像画)の絵付けには
水溶性メディウム遅乾性が便利です。

 

ポートレート(肖像画)
水溶性メディウム遅乾性で息子を描きました。

これまで多くのペットの肖像画を描きましたが
そのほとんどが水溶性メディウム遅乾性です 。

 

そして、私が使用する
水溶性メディウム遅乾性は 年間約4本です。

 

一度購入すると多くの方は
一生買い足さなくても良いかもと
いうくらいの使用頻度だと思いますが

 

レッスン、オーダー、自分の作品制作と
年に数十枚の作品を制作すると

だいたいこのくらいの消費量になります 。

 

ここまで描かないにしても
普段からストロークの練習をしたり
作品を数枚仕上げていると

 

2~3年で買い足す必要があるくらいに
減ってきますので
せっかくご購入されたのですから
ちゃんと使ってあげてほしいですね。

 

【補足】ポーセラーツの課題では使用しないけど知っておきたい油性メディウムの特徴は?

 

はじめて絵の具に触れたのが
ポーセラーツインストラクターだった方は
水溶性と油性の違いすら
難しかったのではないでしょうか?

 

取り扱いにも違いがあるし、
油性メディウムは後片付けも
少し面倒ですよね。

 

ポーセラーツインストラクター課題では
基本的には油性のメディウムは使用しないので
今回は特徴だけをサラッと
お話しておきますね。

頭の片隅にでも置いておいてくださると
嬉しいです。

 

多くのペインターさんは
油性メディウムを好んで使います。

 

これには理由があって、

・発色が良い
・接着力が強い
・伸びが良い

などが挙げられます。

また、昔から使われているというのも
大きな理由の一つかもしれません。

 

実際に私自身もずいぶん長い間
オイルに水溶性と油性の
2種類があることを知らなかったです。

 

油性のオイルも速乾性と遅乾性がありますが
ポーセラーツインストラクターで使用するオイルは
速乾性ですね。

 

こちらで描くのが向いているのは
ヨーロピアンスタイルの絵付けです。

 

例えば、マイセンやヘレンドも
専用のオイルを使用して描かれています。

 

ご覧になって事があると思いますが
とても鮮やかな色をしていませんか?

 

油性のオイルを使用して描くと
色がとてもはっきりした作品に
仕上がります。

 

反対に、水溶性メディウムで仕上げると
もう少し優しいふんわりした感じに
仕上がります。

 

ロイヤルコペンハーゲンの
フローラダニカがその特徴を
良く表しています。

 

どちらのメディウムを使用するかは
自由ですし、
習っているお教室のスタイルでも
変わります。

 

先生によって得意不得意もありますが
両方のオイルの特徴を活かした
作品を制作すると
装飾性の強い凝った作品に
仕上げることもできるので
ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

ポーセラーツで使用するメディウムで練る絵の具の最適な硬さは?

miroom案内画像
ポーセラーツで使用するメディウムで溶く絵の具の最適な硬さは?

 

現在、miroomの動画レッスンで
絵の具の最適な硬さなどの
絵の具の練り方レッスン を販売しています。

 

miroomの動画レッスンでは
水溶性メディウム遅乾性での
絵の具の溶き方や
スポンジングの際の最適な絵の具の硬さ、
ペンワークの際の最適な絵の具の硬さ

 

なども丁寧に説明しています。
なので、なにはともあれ、
動画をご覧いただくのが一番なのですが、
こちらでも少しお話したいと思います。

 

まず、絵の具は
歯磨き粉くらいの硬さに 練るのが
ベストだと思っています。

 

絵の具を練る際に
少し硬めに練るのがポイントです。

なぜなら、
絵の具とメディウムのバランスが
ちょうど良いと

きれいな筆跡で絵付けができるからです。  

 

絵の具が上手く白磁に乗ってくれないなー
というお悩みのある方は 今一度、
絵の具とメディウムのバランスを
見直してみてください。

 

その際には
miroom動画レッスン
お役に立てると思います。

ご登録の際には
招待コード【ペット】のご入力を
お忘れなく♪

 

ポーセラーツで使用するメディウムは色々な用途に適しています。

miroom案内画像
ポーセラーツで使用する水溶性メディウム遅乾性

ポーセラーツで使用するメディウムは
ポーセラーツで使用する絵の具にしか
適していないのでないか?

 

そんな風に思って
ほかの用途に使わないのは
非常にもったいない話です。

 

ポーセラーツで使用するメディウムは
ペンワークや スポンジングの際にも
とても使い心地が良いのです。

 

なぜかというと
水溶性メディウムは
粘度がサラッとしているため

描き心地も滑らかで
乾燥も早いので
ペン描きした後もすぐに
絵付けが続けられます。

 

その際にはペン描きしたところを
ドライヤーで乾燥させると
早く乾燥して作業が楽になります。

 

上から絵付けをする際には
油性のオイルで溶いた絵の具で
絵付けをしましょう。

 

というわけでペンワークの際には
ポーセラーツで使用する
水溶性メディウム速乾性が適しています。

 

 

また、 スポンジングや
大理石模様を描く際には
ポーセラーツで使用する
水溶性メディウム遅乾性が便利です。

 

なぜなら
ポーセラーツで使用する
水溶性メディウム遅乾性は
乾かないのでスポンジングや
大理石模様を描く際には
ムラなくきれいに仕上げることが
できるからです。

 

また、
非常に艶が良いので
仕上がりに満足すると思います。

 

使用したスポンジは
中性洗剤で洗えば
何度でも再利用できます。

 

以上の理由から
スポンジングの際には
ポーセラーツで使用する
水溶性メディウム遅乾性が適しています。

 

そして、最も重要なのは
スポンジングする際にも
ペン描きする際にも
それぞれに適した練り加減がある
ということ。

 

 miroom動画レッスンでは
ちょうど良い練り加減を
しっかりお伝えしていますが

 

ご自身で色々研究して
最適な硬さを見つけるのも
楽しい作業ですね。

 

動画レッスンは販売価格を
¥300に設定しましたので
先ずはレッスンを受講してから
自分でも試してみたいという方にも
お気軽に受けていただけると思います。

 

miroom動画レッスン 絵の具の練り方 をぜひ
ご参考になさってください。

 

miroom案内画像
miroom動画レッスン「絵の具の溶き方」

 

また、miroomへのご登録の際に
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特典がプレゼントされます。

 

覚えやすいコードなので
この機会にぜひご登録ください。

 

miroomの動画レッスン
ではペットの肖像画レッスンを
公開していますが

 

私以外の著名な絵付けの先生や

ポーセラーツの先生も
動画レッスンを販売しています。

 

また、ポーセラーツや
上絵付レッスンだけではなく、

 

写真のレッスン
ITのレッスン
編み物やお菓子
ワークアウト
などなど、

 

本当に色々なレッスンを
ご受講いただけます。

 

私もyoutubeを見る感覚で
ながら仕事のお供に 視聴しています。

 

月額会員の方は
ほとんどすべての動画が 見放題で、
もちろん突然広告が出てきて
視聴が中断されることも無いので

 

気ままに楽しんでいただけると思います。

 

絵の具の練り方や 筆の使い方など、
制作の際に迷ってしまったり、
わからないことがあるときには
教科書代わりに
お使いいただけると幸いです。

 

 

miroom案内画像
ただ今公開中!miroom「絵の具の溶き方」動画レッスン

 

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ではでは、
今回もブログをご覧いただき
ありがとうございました。