アトリエセラン

ポーセリンペインティングってなんですか?~ポーセリンアートの基礎知識〜



こんにちは。

神奈川県川崎市の磁器絵付け教室
アトリエセラン なが田カガリです。

皆様は ポーセリンアートって

聞いたことありますか?

 

ポーセリンペインティング・ポーセリンアートとは  ?

ポーセリンペインティング

 

ポーセリンペインティング
ポーセリンアートとは

磁器に絵付けをしたり、
専用の水で貼るシールを
お皿やカップに貼り付けて
電気炉(電気窯)に入れ、
約800度の高温で焼成して仕上げる
クラフトの総称です。  

 

一般にはポーセラーツ
という名前で親しまれています。

 

そのなかでも今日は
シールを貼らずに
手書きで磁器に絵付けをする
ポーセリンペインティングの
基本的な知識や歴史について
お話ししようと思います。

 

ポーセラーツ
ポーセリンペインティング
似て非なるもの。

 

この辺の棲み分けは
近年のポーセラーツ ブームで
難しくなってきました。

 

その辺りのお話は
また別の機会にしたいと 思います。

 

 

ポーセリンペインティングって何ですか?~ポーセリンアートの基礎知識~

ポーセリンペインティング

 

ポーセリンペインティングって

聞き慣れない言葉だと思うのですが

ポーセリン=磁器

ペインティング=絵を描く

つまり、磁器に絵を描く工芸です。

 

日本語だと、

陶磁器絵付け

と言う人が 多いかもしれません。

 

実際、私が習ったていたお教室も
お教室名の中に 陶磁器絵付け
という名前が 入っていました。

 

では、陶磁器って、
一体何を指すのでしょう?

 

感覚でふんわりとわかっていても
ちゃんとした知識としては
よくわからない方も多いと思うので
焼き物全般について少し調べてみました。

 

ポーセリンペインティングってなんですか?〜焼き物の分類について調べてみました。

ポーセリンペインティング白磁

 

焼き物の種類はの4つに分類されます。

土器

陶器

磁器

炉器(セッキ)

 

土器

粘土に水を加え、 こねて 練り固めることによって成形し、 焼き固めることで仕上げた容器である。

 

と、wikipediaに書いています。

縄文式土器がメジャーですね。

土を練って焼いた素焼きの器は

作られ始めた頃は

野焼きで焼成されていたようです。

 

陶器

土器に釉薬という

ガラス質の液体でコーティングして

高温で焼成し、

耐水性を持たせたもの。

 

土器よりは硬いが 磁器よりは

焼き締まらず 不透明。

 

日本の陶芸の器が

イメージしやすいでしょうか。

 

陶器、磁器、両方を合わせて

陶器と呼ぶことが多く、

焼き物の総称として

皆様に親しまれていますよね。

 

磁器

ガラス質の多く含まれた土や

動物の骨を砕いた粉末を

練って成型したもの。

 

釉薬をかけて

さらに硬質に仕上げる。

 

高温で焼成されるので

耐水性があり、

叩いた時に金属音がする。

肌色は白い。

 

ガラス質が多く含まれているので

素地を薄く成形でき、

様々な形を作りやすいです。

 

陶器のお人形や陶器でできた

お花なども

見かけることが

あるのではないでしょうか。

 

炉器(セッキ)

焼き物の分類の一つ。   素地(きじ)が固く焼き締まった焼き物で、 非透光性である点で磁器と区別し、 気孔性のない点で陶器と区別する。   茶器などのほか、土管・火鉢などの大形物に用いる。焼き物の分類の一つ。 素地(きじ)が固く焼き締まった焼き物で、 非透光性である点で磁器と区別し、 気孔性のない点で陶器と区別する。 茶器などのほか、土管・火鉢などの大形物に用いる。

 

コトバンクに掲載されていた一文です。

陶器や磁器は聞き慣れた言葉ですが

炉器(セッキ)って、

調べて初めて知りました。

 

茶器や土管、

火鉢などが 炉器に当たるんですね。

 

土管はさすがに持っていませんが

茶器と火鉢は家にあって

実際に使っているので

案外身近にあるんですね。

 

ポーセリンペインティングってなんですか?〜上絵付けと下絵付けって何が違うの?

ポーセリンペインティング

 

私が通常絵付けをしているのは

磁器と言われる

ガラス質の多く含まれた

薄くて硬い焼き物です。

 

さらに この磁器にする絵付けには

釉薬のかかった

完全に使用が可能な製品に

絵付けをする

上絵付け(オングレーズ)と

釉薬をかける前の素焼きの状態

(ビスク)に絵付けをする

下絵付け(イングレーズ)

の2種類があります。

 

イングレーズについては

陶芸教室で開催される

絵付け体験などで

お皿に絵を描いて

あとで送ってもらった

ご経験のある方も多いと思いますが

 

おそらくほとんどは

下絵付け(イングレーズ)

だと 思います。

 

(体験したことがなくて

ちゃんと調べていないので

間違っていたらごめんなさい)

 

よく知られているのは

染付けと呼ばれる

青い呉須で絵付けをする

日本伝統の技法でしょうか。

 

あちらは陶器の絵付けで

素焼きの状態で絵付けするので

絵の具がお皿に染み込んで

絵付けに失敗しても

そのまま焼き付いてしまうので

 

後々の体験の思い出として

エピソードになり、

それも楽しいと思います。

 

もちろん陶芸でも

釉薬をかけて焼成した後の

完成された食器に

絵付けの体験ができるものも

多くあると思います。

 

それぞれの描き方で

仕上がりも変わるので

とても楽しいですよね。

 

しかし、

ポーセリンペインティングの

下絵付けは

陶芸の下絵付けとは

ちょっと違うんですよ。

 

その辺の違いを

説明させていただきますね。

 

先ほども書いた通り

ポーセリンペインティングには

大きく分けて

上絵付け(オングレーズ)と

下絵付け(イングレーズ)の

2種類があります。

 

それぞれ焼成の温度も違えば

使用する絵の具も違います。

 

しかし、

共通しているところもあります。

それは どちらも釉薬がかけられ

既に完成された 磁器の上に絵付けする

ということです。

 

え?じゃあ、違いはなに?

と思われたでしょう?

 

実は

上絵付け(オングレーズ)と

下絵付け(イングレーズ)には

決定的な違いがあります。

 

それは 焼成温度と使用する絵の具。

です。   まず、焼成温度の違い。

上絵付け(オングレーズ)の 焼成温度は

一般的には 780度〜800度です。

 

金彩やガラスなど、

絵付けに使用する素材によっては

焼成温度を上げたり

下げたりしますが

平均してだいたい800度です。

 

今流行っている ポーセラーツ も

カテゴリー的には

上絵付け(オングレーズ)の

グループに入ります。

 

食器売り場で販売されている

素敵な食器の数々のほとんどが

上絵付け(オングレーズ)で

制作された商品です。

 

代表的なのは

ウェッジウッドや ロイヤルドルトン などの

ヨーロッパのブランド食器 でしょうか。

 

もっと身近なところですと

100円ショプに売られている

可愛い絵が描かれた食器も

ほとんどは 上絵付け(オングレーズ)製品です。

上絵付け(オングレーズ)商品は

それだけ身近なものなんですね。

 

そして安価な製品は

ほとんどは 転写紙(水貼りできるシール)

を 貼って作れられています。

シールなので量産でき

安価に生産できます。

 

(これをアートというクラフトにしたのが

ポーセラーツ です。余談ですが。)

 

しかし、 下絵付け(イングレーズ)は

1250度という高温で焼成します。

 

これにより、

磁器表面に施されている釉薬が 溶け出し、

絵の具が釉薬の下に 潜り込みます。

 

絵の具は 自然界の鉱物に由来しますので

ガラス質の液体である 釉薬よりも

比重が重いため

釉薬よりも下に落ちるのだと 思います。

 

なので上絵付け(オングレーズ)と

下絵付け(イングレーズ)では

仕上がりの質感も違うのです。

 

焼き上がった 下絵付け(イングレーズ)作品は

絵付けされた絵が 完全に釉薬の下に入り込むので

仕上がりが艶やかです。

 

食洗機でガンガン洗っても

模様が色落ちすることなく

その美しさを 永久に楽しむことができます。

 

例えば、皆さんがよく目にする

食器ブランドの中で言うと

ロイヤルコペンハーゲンの

イヤープレート が下絵付け(イングレーズ)

で 制作されたお皿です。

 

手に取る機会がありましたら

ぜひじっくりご覧になってみてください。

 

絵が釉薬の下に 描かれているように

見えるはずです。

 

絵の具については

それぞれ専用に開発された

絵の具が使用されています。

 

上絵付け(オングレーズ)専用の 絵の具を

下絵付け(イングレーズ)に

使用することはできませんし

その逆も然りです。

 

絵付けに使用する絵の具や

専用の溶剤については

陶芸ショップなどでも

気軽に購入できますので

入手が困難ということは ありません。

 

 

ポーセリンペインティングってなんですか?〜ポーセリンペインティングを習いたくなったら

ポーセリンペインティング

 

 

世間一般に浸透している

ポーセリンペインティングの 習い事教室は

上絵付け(オングレーズ)の お教室が

圧倒的に多いです。

 

これには理由があって、

下絵付け(イングレーズ)を

焼成できるお窯というのは

温度設定が1300度くらいまで

可能なお窯です。

 

価格も高額で

だいたい50万円前後します。

 

しかも高温で焼成するのは

お窯に大変な負担がかかり、 故障しやすく、

メンテナンスに手間ひまと

費用がかかります。

 

様々な理由から

もう少し気軽に購入できる

上絵付け専用の電気窯が

多く購入されることで

上絵付け専門の教室が

一般的なのだと思われます。

 

 

上絵付けと下絵付けの違いは

 

上絵付け(オングレーズ)↓

釉薬のかかった磁器に絵付けし

電気炉に入れ800度で 焼成する。

 

下絵付け(イングレーズ)↓

釉薬のかかった磁器に絵付けし

電気炉に入れ1300度で 焼成する。

 

どちらとも習えるお教室もありますが

非常に少ないのが現状です。

 

私が運営する絵付け教室

アトリエセランは

上絵付け(オングレーズ)

専門のお教室です。

 

指導項目は

ペット肖像画制作

ポーセリンペインティング

ポーセラーツ 

彩色チャイナペインティング   です。

 

お教室は

神奈川県川崎市の

閑静な住宅街の 自宅アトリエです。

 

関東地方にお住まいの方なら

新宿駅から 小田急線の快速急行で

25分の新百合ヶ丘駅下車です。

 

新百合ヶ丘駅からは

徒歩でもバスでも お越しいただけます。

特にバスが豊富にあり、

13路線ものバスが

最寄りのバス停に停車します。

 

行きはもちろんのこと、

特に帰る際には

3分と待たずにバスが来るので

非常に便利です。

 

また、昨今は

コロナ感染拡大により

実際にお教室まで足をお運びいただき

対面でのレッスンをするのが

非常に難しい状況です。

 

また、地方にお住まいの方で

なが田カガリの主宰する アトリエセランで

レッスンを受けてみたいけど

遠くて通えないし 残念だけど習えない

という方のために

早くからオンラインレッスンを 取り入れています。

 

現在は地方の生徒様も

オンラインレッスンを受講される方が

多くいらっしゃいます。

 

ご興味がございましたら

お気軽にお問い合わせフォームから

ご連絡くださいね。

 

画像をクリックするとお教室案内ページにジャンプします。

 

 

ポーセリンペインティングについて
もう少し深く知りたいという方は
別記事で絵の具やオイルについても
書いていますので

 

よろしければそちらもお読みください(^^♪

 

*合わせて読みたい*

ポーセリンペインティングの絵の具についてどのくらい知っていますか?~ポーセリンアートの基礎知識~

ポーセリンペインティングのメディウム、オイルについて~ポーセリンアートの基礎知識~

 

そして、最後に

対面レッスンしか興味ないけど

できれば家の近所や

職場に近いお教室で習いたい

という方のために

日本ヴォーグ社の主宰する

キルンアート協会が

全国のポーセリンアート教室を

サイトでご紹介しています。

 

KilnArt キルンアート - キルン(窯)でつながるハンドクラフトの総合サイト

キルンアート協会

↑こちらのリンクから

キルンアートのサイトに ジャンプします。

 

体験レッスンを 取り入れているお教室も

多いので ぜひ、ご自身に合った

お教室を見つけてください。

 

皆様がポーセリンアートを

一生楽しんでいただけるような 趣味として

親しんでいただけることを

願っております。

 

それではまた〜

 

お友達になってね💗