画家とイラストレーターの違い

画家とイラストレーターの違いはなんですか?仕事を得るための方法とは?

こんにちは。

神奈川県川崎市の磁器絵付け教室
アトリエセラン なが田カガリです。

 

ぼっくん

将来画家になろうか悩んでいて…

 

 

せーたん&ふわたん

イラストレーターもあこがれるけど画家と何が違うんですか?

 

なるほどね!

同じように絵を描くお仕事だから
どっちかに決められないよね。

 

なので今回は

画家とイラストレーターの違い
について

作品の発表方法や、収入を得る方法
根本的な目的の違いなどを
深掘りしたいと思います。

 

後半は色々なサイトをご紹介していますので
ご自分に合うと思うサイトに
作家登録してみてください。

何事もまずは行動してみないことには
始まりません。

トライ&エラーを繰り返すことで
自分に合ったジャンルが見つかると思います。

 

ということで、
これからお仕事を始めようと思っている方や
自分にはどちらが合っているのかが
まだよくわからないという方にも

参考にしていただける記事になりましたので
ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事を書いている私は
父がデザイナーと画家の二足の草鞋を履いていたという環境で育ったひとです。

そんな私の正体は→プロフィール

 

また、絵を描くこととデザインの違いは?
という疑問にもお答えできる記事も
ご用意しています。

画家になるか?
デザイナーになるか?

悩んでいる方は
こちらの記事も読んでみてください。

 

*合わせて読みたい*

 

それではさっそく本題に入りましょう。

 

目次

画家とイラストレーターの違いはなんですか?仕事を得るための方法とは?

 

画家とイラストレーターの違い

 

将来絵を描く仕事をしたいと
思っている方は多いと思いますが、

画家・イラストレーター
デザイナーなど

絵に関わるお仕事って
結構細分化されているんですよね。

 

簡単に違いを挙げてみると

 

【画家のお仕事】
素材から題材、技法にいたるまで
ぜんぶ自分に選ぶ権利があるので
自分軸での発信が中心。収入は絵が売れた時や
コンクールでの賞金など。

 

 

 

 【イラストレーターのお仕事】

クライアントから依頼された題材に沿って
適切でわかりやすいイメージを
決められた期限、サイズで絵にすること。

作品を納品することで報酬を得る

 

 

つまり、根本的に

自分軸での発信なのか?
オーダーに応える形での発信なのか?

が大きな違いだと思います。

 

 

画家とイラストレーターの違いは?なるならどっち?

画家とイラストレーターの違い

 

 

画家とイラストレーターは
どちらも絵を描くことがお仕事です。

絵を描くお仕事と言えば、

・油絵・水彩画などを描く画家
・イラストレーター
・マンガ家
・広告向きのイラストレーター
・挿絵画家

などが絵を描くお仕事」ですよね。

 

しかし、同じ絵を描くお仕事と言っても、
業種ごとに発表の場や
収入を得る方法が違います。

 

たとえば、画家は

・どんな方法で
・何を描くのか
・どこに描くのか

を自由に選んで
それを実行できるひとのこと

で、

素材から題材、技法にいたるまで
自分軸での発信が可能です。

 

対してイラストレーターは

決まったテーマ(ゴール)に向かって
全景を見ながら形にしていく作業
クライアントの意に沿う絵を描く仕事

です。

 

どちらも「絵を描く仕事」なのですが、
目的、軸足が違います。

 

画家は自分の世界観を自由に出せますが
イラストレーターはクライアントのために描くので
制限が設けられています。

なので、
ご自分がどちらのタイプなのかを
きちんと見極めないと
なかなか辛いお仕事になってしまいます。

 

お仕事にするということは
これで生計を立てるわけですから
現実をシビアに受け止めなくてはなりません。

 

 

画家になったら将来どうなる?実は直面する大きな問題があります

画家とイラストレーターの違い

 

さて、あれこれ言っても
「自分はどうしても画家として生きていきたい」
そう言う方もいらっしゃるでしょう。

なにしろ画家なら
自分で思い通りの作品を描けるし
世の中に発表することができますからね。

 

しかし、本当にそれで大丈夫ですか?
ちゃんと、生計を立てて行けますか?

 

多くの画家は自分の作品を売ることだけでは食べて行けず、
絵画教室の講師をしたり、
アルバイトをしながら生計を立てています。

 

自分軸だけでの絵画作品は
時に自己満足な作品となり、
世の中に広く受け入れてもらえるとは限りません。

 

とくに現代アートや抽象画は
「わけがわからん」と思われ
敬遠されがちです。

 

画家も、何でもかんでも
自由に作品を創作できるわけではなく、
時にはオーダー制作や
売れる絵を描かなければなりません。

 

ある程度は世の中の流れや流行を見て
それに沿った作品を描くことを強いられます。

そうしないといつまでも売れない
貧乏画家として、
アルバイト生活をすることになりかねません。

 

生きていくために仕事をするのですから、
好きなことだけでは食べていけない
と言うことなんですね。

 

 

イラストレーターになったら直面する大きな問題とは?

 

 

イラストレーターは
自分の好きな絵を描くわけではありません。

ほとんどは依頼された
企業や個人の意向に沿ったものを
期限内に描くことが求められます。

 

その際とても重要なことは
相手とのコミュニケーション能力。

 

依頼主がどんな意図で、
どんな目的のために
仕事の依頼をしたのか、

イラストを納品することで
相手の利益につながるのか?

 

きちんと理解して絵を描かないと
「こんな絵、使えないよー」と
依頼主に満足してもらえなくなります。

そうなると当然、
リピートはないわけですから、
大切なお客様を
逃してしまうことになります。

 

なので、依頼を受けたら
コミュニケーション能力を駆使して
相手の意向を深いところまで聞き出し
理解して、依頼主ファースト
作品を制作します。

自由がない
自分の良さが活かせない

時にはそんな風に思って
しんどいと思うこともあるでしょう。

 

しかも、
生みの苦しみにあえいだ挙句
徹夜して仕上げることもあるのです。

かかった時間と報酬が見合わないことも
よくあることと受け止めないといけません。

 

技術で食べていくというのは
並大抵のことではないのです。

 

画家とイラストレーター、なるならどっち?

画家とイラストレーターの違い

 

 

私の個人的なおすすめは、3つ。

 

 

1.企業の中のイラストレーターとして採用してもらう

2.InstagramやTwitter、Facebookなどで作品を発表してファンを増やす

3.アウトソーシングのサイトに登録して仕事を受注する

 

です。

 

それでは順番に見ていきましょう。

 

1.企業のイラストレーターとして採用してもらう

まずは企業に就職して
社内のイラストレーター枠で
お仕事をさせてもらうことです。

 

ここで人脈を築いたり
お仕事で結果を出して
信用を得て

ある程度の顧客がつかめてから
フリーランスとして
独立するというパターンですね。

(昔はこのパターンが主流でした。)

 

固定のファンや顧客がついたら
そのままイラストレーターとして
お仕事をしても良いし、
画家に転身しても良いと思います。

 

とはいっても
みんながみんな、希望通りに
イラストレーターとして
企業に雇ってもらえるとは限りませんよね。

特に最近はアナログの手描きのイラストよりも
パソコンで描いたイラストが重宝される時代。

 

illustratorやアイビスなどの
ソフトを使いこなせないと
イラストのお仕事を得ることは難しそうです。

 

絵を描く仕事で生計を立てたいなら
やっぱりこれらのソフトを使えるようになるための
練習や勉強は不可欠ですね。

動画を見るのもいいですし、
本を参考にして
独学で練習してみるのもいいと思います。

 

デザイン会社は小さい個人事務所が多く、
常に人材不足なので
会社を規模を選ばなければ
採用される可能性も高いです。

また、小さい会社ならではの良さは、
すぐに戦力として活躍できる点です。

 

ただ、非常に激務で残業時間も
すごいことになります。

アート関係の仕事に就くなら
ここは覚悟しておかないと
つぶれます。

 

 

 

アナログでの作画が良いという方は
アニメーション制作の会社への就職に
挑戦してみるのも良いと思います。

 

2.InstagramやTwitter、Facebookで作品を発表してファンを増やす

InstagramやTwitterは利用者が多く、
作品が目に触れる機会やチャンスがあります。

特にインスタグラムは
自分の世界観を見てもらうのに最適。

ファンが増えると
ダイレクトメッセージから
仕事の依頼が来るようになります。

 

Twitterは拡散機能がすごいメディアです。
良い作品を投稿し、認められれば
果てしなくリツイートされる
可能性を秘めています。

しかし、バズらせるのは
至難の業です。

 

Facebookも同じく
拡散されやすいメディアです。

自分の投稿にコメントがついたり
いいねがつくとそれが
友達の友達にまでお知らせされます。

 

誰かの目に留まる機会が多くなると
自然にファンも増えていきます。

また同じように絵が好きな人が集まる
コミュニティがあるので
その中で刺激をもらったり
お仲間ができたりします。

 

私は実際、
ほとんどのオーダーが
Facebookから来ています。

「Facebookはオワコン」
などと敬遠せず、
発表できる場は多い方が良いので
活用してみてください。

 

3.アウトソーシングのサイトに登録して受注する

インターネットがない時代は
自分で作品を持ち込みしたり

繋がりのあるひとから紹介してもらって
お仕事を得る手段が中心だったのですが

今は在宅でも仕事を得られる
良い時代になりました。

 

今はネット上にたくさんの
アウトソーシングのサイトや
ハンドメイドのサイトが存在します。

最近は副業を認める企業も
増えてきました。

 

もしもすでにお仕事をされていて
副業が認められているなら
これからご紹介するサイトに
登録してみてはいかがでしょうか。

 

 

損して得取れ!画家やデザイナーがお仕事を得るには?

画家とイラストレーターの違い

 

さて、画家やデザイナーが
お仕事を得るにあたり、
どんな方法があるのか?
ということですが、

近年はインターネット上に
いろいろなアウトソーシングの
専門サイトがありますね。

 

もしもフリーで活動するのなら
これを活用しない手はありません。

実績をつくるために利用するのも
一つの手段だと思います。

始めは格安で、
損して得取れの気持ちで初めてみましょう。

 

アウトソーシングのサイトをご紹介

 

それではたくさんある
アウトソーシングのサイトや
ハンドメイドのサイトをいくつかご紹介します。

ご自身にハマるサイトが見つかるといいですね。

 

ココナラ


 

まずお勧めしたいのは
スキルのフリマ【ココナラ】

私もこのホームページを整える際に
時々お世話になっていますが、

お手頃価格で気軽に
お願い事ができるサイトです。

気軽に頼める雰囲気があり、
ユーザーがお仕事を依頼しやすいので
見つけてもらえれば
お仕事を得られるチャンスも高いです。

 

このサイトでは
似顔絵やイラスト、
アイコンデザインなど
様々な絵を描く人が
お仕事登録しているので

競争率も高いですが
勉強になるサイトです。

 

よく見かけるのが

「実績を作りたいので
格安でお仕事請け負います。」

という文言。

はじめはまったく
お金にならないかもしれませんが

「損して得取れ」

の勢いで格安のお値段で
始めてみませんか?



固定のファンがつけば
その後の価格を上げたとしても
依頼はあると思いますし、

実績が上がると
ランクが上がるので
上位に表示されやすくなり
見つけてもらえるチャンスが増えます。

 

登録は無料なので
先ずは登録だけでもしてみては
いかがでしょうか?

 



 

CHECK!ココナラの販売手数料は22%。

あまりにも安すぎると手元にほとんど
報酬が残らないので、
価格設定は慎重に。

材料費くらいは
手元に残るようにしたいものです。

詳しくはサイトのヘルプをご確認ください。
coconalaヘルプ

 

ココナラだけではなく、
他にも様々な
アウトソーシングのサイトがあります。

 

 

ランサーズ

 

このサイトは、
イラストレーター志望の方が
活躍できそうですよ。

 

ランサーズとは
クラウドソーシングでは
日本最大級のサイトです。

デザイナーやイラストレーターさんの
お仕事向け案件も豊富。

 

フリーの方や在宅ワークの方でも
活躍できるサイトです。

依頼されているお仕事は
web制作関連が多いのですが
イラスト制作の依頼も多いので

 

企業様からの依頼や
ブロガーさんからの依頼など

ご依頼主さまの意向に
お応えできるような作品
を制作できるチャンス。

将来フリーでお仕事をする際の
コミュニケーション能力も
鍛えられて良い勉強になると思います。

 

 

ミンネ



minne(ミンネ)はハンドメイド作品の
オンラインマーケットです。

手作り作品のネット販売が、
月額利用料「0円」で行えます。

 

お金のやりとりはminneが代行するので、
初めての方でも安心です。

パソコン、スマホどちらからでも
すぐにあなたの作品を販売できる
minne(ミンネ)はこちらから。

 

実は私も作家登録しているサイトです。
アトリエセランのギャラリー

画家でもイラストレーターでも
依頼していただけるチャンスが
多いサイトなので、

登録だけでもしてみて損はありません。

 

力の入れ具合でどんどんお仕事が
受注できるチャンスが広がります。

作品点数が多い方が
受注できる確率があがるようです。
(知り合いの作家さんの談)

 

女性のユーザー登録が多いので
女性向けの絵やイラストが
ウケが良いです。

 

CHECK!ミンネの手数料は約10%。
手数料がお安いので気軽に安い値段設定で
始められますね。minneヘルプ

 

 

クリーマ

クリーマはアート系の
作家さんが多く登録しているサイトで、
画家志望の方におすすめです。

カテゴリーにも「絵画」とあり、
レベルの高い本気の作品
多く並びます。

 

「自分の力を試してみたい」
「負けず嫌いだからここで頑張る」

そんな前向きな作家さんには
ぜひここでチャレンジしていただきたいですね。

 

もちろん、イラストレーターの
登録も多いのですが、
絵画カテゴリーと似たような作品が多いので
両方のカテゴリーに登録してみてはいかがでしょう。

画家でもイラストレーターでも
力が試されるサイトだと思います。

 

creemaのご登録はgmailアドレスや
Facebookアカウントでも登録可能です。

 

creemaの作家登録はこちらから↓↓↓
creemaに作家登録する

 

※登録時に手数料などの
事前確認ができます。

 

BASE



テレビコマーシャルでも
頻繁に流れているので
ご存知の方も多いと思いますが

BASEはネットで簡単に自分の作品の
販売サイトが作れます。

 

最短30秒でネットショップを開設
というお手軽さもいいですね。
なので、

無料ショップ開設なら【BASE】
も選択しとしてアリだと思います。

 

 

BASEに無料登録する

 

CHECK!販売手数料は6.6%+40円。

ココナラよりもお安いので
始めるのにはハードルが低いですね。

詳しくはBASEのヘルプをご覧ください。

 

メルカリ

メルカリはもう、
説明するまでもないですが、
日本最大級のフリマアプリです。

1900万人以上がユーザー登録しているので
とにかく出せば売れると言う人も多いのでは。

 

しかし絵画やイラストなどは
安くしないと価格で負けてしまうので

価格は抑えめにした方が良いです。
また、ミンネでは着払い設定でも
問題なく売れますが、

メルカリは送料込みでないと
売りづらいので
価格には送料を上乗せしておく必要があります。

 

なので、大きな作品よりも
宅急便で送れるサイズの作品を
販売する方が良いですね。

 

メルカリに無料登録する

 

CHECK!メルカリの販売手数料は10%。
詳しくはメルカリヘルプをご覧ください。

 

 

ラクマ

ラクマは楽天が運営している
フリマサイトです。

1000万人が利用している大手サイトで
楽天ポイントでの支払いもできるので

楽天カードや楽天市場で
頻繁にお買い物をされる方でしたら
便利に使えます。

 

販売者サイドも
売り上げをポイントにできるので

楽天市場で画材を購入するときなどに
利用できて便利です。

 

ラクマだけに出品している人は少ない印象です。
メルカリに出品して、念のために
ラクマにも出品する。

という方が多いかと思いますので、
売れる確率を上げるために
両方のサイトにご登録するのが
良いと思います。

 

ラクマに無料登録する

 

CHECK!ラクマの手数料は6%。
メルカリよりも安くしています。詳しくはラクマのヘルプをご覧ください。

 

 

まとめ

画家とイラストレーターの違い

 

いかがでしたか?今回は

画家とイラストレーターの違いは?
お仕事を得るための手段について
書いてみました。

 

0から1を生み出し
独自の世界観を表現する画家なのか?

クライアントの意向に沿った作品制作をする
イラストレーターなのか?

 

画家とイラストレーターでは
絵を描くという仕事には変わりませんが
発信の意図が全然違います。

両方やってみて自分に合う仕事を探る
と言うのも良いと思います。

 

その際にはぜひ、
先ほどご紹介したフリマサイトや
ハンドメイド、
アウトソーシングのサイトをご活用ください。

 

また、
画家やイラストレーターのお仕事は
「絵を描く」ということですが、

デザイナーのお仕事って
実際どんな感じなのでしょうか?

 

実はイラストレーターと
共通する部分がありながらも

制作方法がぜんぜん違うんです。

なんでそんなことが言えるの?
と思うかもしれませんが、
それは私の育った環境にあります。

 

私の父はデザイナーで
広告デザインの会社を
50年間経営していました。

(本来は画家として
生計を立てたかった人です。)

 

そんな父の会社で
学生時代アルバイトをしていた私は

デザイナーさんのお仕事を
間近で見てきました。

 

当時、美大生だった私は
同じように絵を描く立場から
デザイン会社という現場で感じたことが
色々ありました。

そしてその時に感じた

絵を描くお仕事と
デザインすることの違い
を私なりに比較して理解しました。

 

その時に感じたことをベースに
こちらの記事を書いています。

絵を描くこととデザインすることの違いが
いまいちはっきりわからない。

そんな方はこちらもぜひ
合わせて読んでみてください。

 

*合わせて読みたい*

 

 

また、
「これから絵を描いてみたい。」
「どうせなら人と違うスタイルで
絵を描くことを目指そう。」

というかたや、

食器をデザインして毎日の食卓を素敵に
プロデュースしたい方に

ポーセリンペインティングと
ポーセラーツのレッスンを行っています。

ご興味のある方は
体験レッスンをご用意していますので
どんなことをするのか
試してみてください。

 

*合わせて読みたい*

 

 

そのほかにもご不明な点や
体験レッスンのお申し込みは
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ということで、
今回はここまでです。

ありがとうございました。

 

なが田カガリペット肖像画

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